友人が会社の同僚になる!近年広がりを見せるリファラル採用とは?

2019/05/08
リファラル採用

リクルートキャリアの調査によると、

2019年入社の新卒採用において「計画通りに人材を確保できた企業」は47%しかなく、

調査対象全体の半数以下であったという結果が報じられています。

採用環境が売り手市場になり、企業の人材確保は年々、厳しさを増しています。

このような環境の下、近年、リファラル採用という採用方法が日本で広がりを見せています。

今回は、日本に徐々に浸透してきたリファラル採用について紹介します。

 

リファラル採用とは

リファラル採用は、一般社員の紹介や推薦によって新しい人材を採用する方法です。

コネ採用のように、組織の中で影響力のある上層部と強いコネクションを持つ人を採用するわけではありません。

すでにアメリカでは「リファラル制度」として一般化している手法で、

採用者数の多い、主要な採用方法のひとつとなっています。

最近は、サイバーエージェントやGMOメディアなどのように、

日本でも新興のIT企業が積極的にリファラル採用を取り入れています。

採用コストを大幅にカットできた企業もあり、そのメリットは顕著です。

 

リファラル採用のメリットとデメリット

近年、広がりを見せているリファラル採用には、

具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

続いては、リファラル採用のメリットとデメリットについて紹介していきます。

 

リファラル採用のメリット

採用コストを軽減できる
求人広告や転職エージェントにかかるコストを抑えることができます。

採用に多大なコストをかけられない中小企業にとっては、

かなり大きなメリットになるはずです。

選考プロセスを簡素化できる
採用候補者の現職や人間性をあらかじめ情報として入手できるため、

選考プロセスを簡素化できます。

何回も面接を行う必要がなくなり、

さらに面接だけでは分かりづらい部分についても推薦者(自社の社員)から知ることができます。

社員が人事の視点を持てる
一般の社員一人ひとりが、人事の視点で物事を見つめられるようになります。

「いま自社にはどのような人材が不足しているのか?」、

「自分の人脈の中にその要件を満たす人物はいるか?」など、

日常の業務に「人事」という新たな視点が入ることで、

組織を別の角度から認識する良い機会になります。

離職しにくい
社員の知り合いから採用するため、

「会社が自分に合わないからすぐに転職する」という状況を防ぐことができます。

「知人の顔をつぶしてはいけない」という心理的な作用も働くと考えられます。

必要な人材に当たる確率が高い
通常の採用プロセスでは、人材の能力を完全に把握できない場合があります。

特に応募者の人間的な部分は、実際に入社して仕事をしてもらわないと分からない部分が多いと言えます。

一方、リファラル採用の場合は、“人となり”といった情報を推薦者(自社の社員)から得られるため、

自社に適した人材を集めやすくなります。

ピンポイントで接触できる
知り合いを通じて採用プロセスを進めるため、

ピンポイントで人材と接触することができます。

社内の雰囲気や制度なども知り合いを通して伝えられるため、

コンタクトの回数を減らすことができます。

 

リファラル採用のデメリット

不採用の場合、わだかまりが生じる
選考プロセスを進めた結果、不採用となった場合、

人間関係に問題が生じる場合があります。

推薦者(自社の社員)への信頼性にも関わる問題なので、

かなりデリケートに対応する必要があります。

組織の同質性が高くなる
社員の知り合いから人材を供給するため、

どうしても似通った同質的な組織になりがちです。

それが働きやすさにつながる場合もありますが、

組織が硬直化してしまう場合もあるので注意が必要です。

安定した人材供給にならない
知り合いの人数には限界があるため、

毎年、安定的に人材を供給する方法としては適しません。

一般的な採用方法とリファラル採用を並行して行うのが一般的です。

社員の負担になる
リファラル採用を業務として積極的に進めると、社員の負担になります。

人事部以外の社員が推薦者になるケースも多いため、

日常業務とのバランスに配慮する必要があります。

 

リファラル採用を成功させるポイント

このように、リファラル採用には多くのメリットとデメリットがあります。

では、リファラル採用を成功させるには、

どのような点に注意すればよいのでしょうか?

リファラル採用を成功させるためのポイントを3つ紹介します。

 

1.自社が人に勧めたくなるような組織であること

リファラル採用を実施する前に、そもそも「自社が人に勧めたくなるような組織」である必要があります。

この前提がなければ、人材を勧誘するときに無理が生じ、

あとで問題になる恐れがあります。

「知人に勧められたけれど、入社してみたら想定とは違った」という状況は避けなければなりません。

 

2.社員が会社のことを理解し、組織づくりに積極的である

リファラル採用は「社員の人脈」を利用するため、

社員一人ひとりが自社の組織づくりについて深く理解している必要があります。

「いま会社にとって何が必要なのか?」を理解しようとする積極的な姿勢が求められます。

「自分が所属する部署以外のことはよく分からない」という認識ではリファラル採用はうまくいきません。

 

3.社員が広告塔として自社をアピールできる

リファラル採用では、社員一人ひとりが広告塔として自社をアピールする能力が求められます。

単に知人に声をかけるだけではなく、

「この会社で働いてみたい」と思わせるプレゼンテーション能力がないと、優秀な人材を採用することはできません。

 

まとめ:リファラル採用は人脈を生かした採用形態

就職情報の大手、リクルートキャリアの調査によると、

知人にリファラル採用の誘いを受けたことがある人は、

調査対象全体の21%という結果が出ています。

そのなかで、採用選考を受けた人は54.8%、

最終的に入社した人は26.5%と報じられています。

つまり、リファラル採用の誘いを受けた人の約4分の1が実際に入社を決めたことになります。

売り手市場の現在において、リファラル採用は

「優秀な人材を効率よく確保できる手法のひとつ」と考えられます。

この機会に、リファラル採用の導入について検討してみてはいかがでしょうか。

 

参考:

新たな採用トレンド「リファラル」とは? コネとは違うメリット|AERA dot.

「リファラル採用」と「コネ採用」の違いは?|マイナビニュース

リファラル採用のメリットと成功の秘訣とは?|HR大学

リファラル採用で成果が出ている企業の共通要素とは?|Refcome

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