「新卒一括採用」はなくなる!?中途採用のポイントと面接質問事例

2019/04/17
新卒一括採用

携帯電話といった通信サービスを手掛けるソフトバンク株式会社では、

年間300~500人が中途採用(キャリア採用)で入社しているそうです。

人材の流動性が高まり、転職が当たり前の時代が到来したときに、

どのように中途採用を推進していけばよいのでしょうか?

今回は、中途採用におけるポイントを紹介します。

 

中途採用のメリット

日本の人材採用は、大きく分けて「新卒採用」と「中途採用」の2種類があります。

新卒採用と中途採用にはどのようなメリットの違いがあるのでしょうか。

 

<中途採用のメリット>

即戦力
中途採用の最大のメリットは、人材が率先力になることです。

社会人経験があれば、ビジネスの経験をそれなりに積んでいることになります。

同業他社からの中途採用なら前職のスキルがそのまま応用できるので、

すぐに現場で能力を発揮できます。

急な欠員や人材不足が生じた企業にとって、

即戦力はありがたい存在となります。

自社にない知識やノウハウの導入
会社によって企業カルチャーは異なります。

中途採用で入社した人材が組織に入ることで、

自社の考え方やノウハウを相対化することができます。

異業種から転職した人からは、今までにない発想やアイデアを取り入れられるかもしれません。

これまで取引のなかった企業や人脈と新たなつながりを持てるのも、

中途採用ならではの魅力です。

人材育成のコスト軽減
新卒採用の場合、名刺交換や電話対応など、

基本的なビジネスマナーから研修していく必要があります。

しかし、中途採用なら社会人として身に付けたスキルがそのまま役に立つので、

基礎的な研修を行う必要はありません。

新卒採用に比べれば人材育成のコストを大幅にカットできます。

 

<新卒採用のメリット>

愛社精神を育成、企業文化を継承
新卒採用で入社する社員のメリットのひとつに、

仕事に対する「余計なバイアス」がかかっていないことが挙げられます。

白紙の状態からビジネスを学んでいくため、

愛社精神や企業文化を素直に受け入れることができます。

組織の新陳代謝を促進
新卒採用で入社する社員の年齢層は、20代前半がメインです。

新卒採用なら、組織としての年齢層の偏りを防ぐことができます。

ビジネスの分野にもよりますが、若年層を顧客のターゲットにしている場合、

年齢の若い人々は、組織に必要不可欠な人材となります。

将来の幹部候補を育成
新卒採用なら「生え抜き」として幹部候補を育成することができます。

優秀な人材を幹部にすることを前提に人材を育成していけば、

キャリアプランの面で企業・社員の双方にとってメリットがあります。

日本のビジネスカルチャーでは、大学を卒業した学生を社内で教育することで、

企業で活躍できるビジネスパーソンに育て上げる、という考え方が主流です。

ですから、新入社員に特定のスキルや専門性を求めることはありません。

大学で文系の学問を専攻していた学生が、

入社後にシステムエンジニアになることも一般的です。

このシステムには、社員教育にコストがかかるという問題があります。

このような背景のもと、現代では便利な転職サービスが乱立しています。

新卒採用の社員に教育コストをかけるよりも、

中途採用で即戦力となる人材を確保した方が、

企業にとっては合理的と言えるでしょう。

そもそも、海外では「新卒採用」という枠自体がありません。

人材採用の分野でもグローバル化は進んでいるようです。

 

面接の目的と面接官の役割

面接の目的は「面接官」と「求職者」とで異なります。

面接官の目的は、求職者から「仕事に関する情報」を集めることです。

ビジネススキルや専門的な能力だけではなく、

求職者の本音や仕事に対する考え方など、

合否に関わるあらゆる情報を収集します。

面接官は「自社に必要な人材かどうか」、

「一緒に働きたいと思える人材かどうか」などの問いを用いながら、

求職者を見極めます。

さらに、求職者に対して自社の情報を提供することも求められます。

求職者に自社を選んでもらうための判断材料、

企業としての魅力を伝え、企業のブランドイメージを高めることも大切です。

つまり、面接官は、求職者の情報収集をするとともに、

自社の魅力を伝えるという、2つの行為を同時に行う必要があります。

それに対して、求職者にとっての面接は

「自分にとって価値のある会社かどうか」を見極め、

「自分の能力をアピールすること」が目的です。

求職者も情報収集と情報提供を面接の中で行います。

 

面接官はどのような質問をすればよいのか

最後に、面接官はどのような質問をすればよいのか、

目的別に具体的に見ていきましょう。

 

1.退職や転職する理由を聞き出す質問

中途採用において、前職の退職理由を聞き出すことは極めて重要です。

退職理由によっては、自社で採用したあとにすぐにまた転職されてしまう恐れがあるからです。

求職者はあらかじめ退職理由を用意しているのが一般的なので、

そこからどこまで深掘りできるかがポイントです。

「前職で最も影響を受けた人は誰ですか?」というような、

第三者目線で退職理由を聞くことも有効です。

転職を考えるようになったきっかけは何ですか?

志望している仕事と今までの仕事では、どのような違いがありますか?

将来の夢は何ですか?

 

2.志望動機を聞き出す質問

志望動機を聞くことで、自社が求めている人材とマッチングするかどうかを推測できます。

このマッチングがうまくいかないと、早期退職の理由にもなりかねません。

当社に応募した理由は何ですか?

会社を選ぶときに何を判断基準にしますか?

ほかにどのような会社に応募しましたか?

 

3.仕事に対する考え方を聞き出す質問

仕事への考え方を聞くことで、求職者の人生観や価値観を知ることができます。

求職者の人生観や価値観が分かれば、

採用企業は求職者にどのような情報提供をすればよいかの参考になります。

あなたの仕事観を教えてください。

仕事をすることで、どのような目標を達成したいですか?

仕事は、あなたの人生においてどのような意味がありますか?

 

まとめ:今後は、採用事情の変化も見据えた中途採用戦略が必要

2018年10月、経団連は2021年春入社以降の「就活ルール」を廃止することを決定しました。

新卒の一括採用をやめる企業も増えてきており、

今後、中途採用者の重要性はさらに高まっていくと予想されます。

採用事情の変化にも対応できるように、

この機会に自社の中途採用を再考してみてはいかがでしょうか。

 

参考:

年間300人が中途入社。ソフトバンクになぜ優秀な人が集まるのか|BUSINESS INSIDER JAPAN

「新卒採用」VS「中途採用」5つのメリットとデメリット|LEVERAGE

365日いつでも、好きな時に応募できる。リクルートの新卒採用が変わった。|HUFFPOST

「新卒採用、やめます」企業も出現。変わる就活と増える中途採用【就活2019】|BUSINESS INSIDER JAPAN

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