インターンシップの目的を理解し、新卒採用の成功につなげる!

2019/03/27
インターンシップ

採用活動の一環として、インターンシップは有効な施策となります。しかし、インターンシップを行う側、

参加する側がそれぞれの目的を明確に把握していないと、

思うような成果を得られず、現場に負担ばかりをかけてしまいます。特に企業側は「人材確保」を求めるあまり、学生への理解が不足しがちです。

そこで今回は、インターンシップの効果を最大限に高めるために

心得ておくべきポイントを紹介します。

 

企業はなぜインターンシップを行う必要があるのか?

インターンシップは、企業にとって少なからずの負担を強います。

にもかかわらず、インターンシップを実施する必要性はどこにあるのでしょうか? 

まずは、インターンシップを実施する主な目的について紹介します。

 

1.優秀な人材探し

インターンシップの大きな意義として、

自社の未来を託すにふさわしい優秀な人材を発掘し、

早い時期から「何らかのアプローチ」を行える、

という点が挙げられます。

もちろん、インターンシップを採用活動そのものにするということではありませんが、

現場で実際に学生を見ることで「光る原石」を

探し出せるチャンスが広がります。

 

2. 自社のアナウンスの仕方が正しいか?

インターンシップに来る学生は、

少なくとも自社に興味を持ってくれている学生と言えます。

そういった学生とじかに接することで、

「自社を正しくPRできているか?」を確認することができます。「インターンシップに応募してくれた学生」と「自社が求める人物像」が合致しないようであれば、

アナウンスの仕方を検討し直す必要があります。

 

3.ミスマッチの防止

学生が「実際の職場」を見ることで、イメージとのずれを修正できます。

志望している職種の現状を理解してもらい、

入社後のミスマッチを防止することで、早期退職を回避します。

 

4.短期的な労働力の確保

一時的な就労体験とはいえ、事業の根幹に関わらない部分での労働力を補うことができます。

また、若い学生を職場に招くことで、現場が活気づくという効果もあります。

 

5.社会貢献、企業イメージの向上

「学生に社会勉強の場を提供する企業である」と知ってもらえるため、

大学はもちろん、社会全体に対しても認知度が向上し、

会社のイメージアップにつながります。

 

学生は何を目的にインターンシップに挑むのか?

では、学生の立場から見た場合、インターンシップにはどのような役割があるのでしょうか? 

続いては学生の目線から、インターンシップが果たすべき役割について見ていきます。

 

1.各業界の具体的な業務・知識を学ぶ

頭では理解しているつもりでも、

内部に入って見なければ分からないことが多いのも事実です。

実際に企業で働くことで、社員に求められる役割、

具体的な業務内容などについてリアルな体験を得られます。

 

2.内定率の向上に貢献する

インターンシップに参加するだけでも、就職への前向きな姿勢を示すことができます。

積極的に質問し、社員と深い関わりを持つことで、

「意欲的な人材」としての印象を残せます。

志望の意志を強くアピールできれば、内定につながる可能性も高くなります。

 

3.実力を客観視できる

学業においては優秀な成績を修めていても、

現実の社会でどれだけの実力を発揮できるかは未知数です。

実際に職場に身を置くことで、自身の実力を客観視する機会を得られます。

 

4.社会人になる意識を高める

周囲が自分と同じ学生ばかりでは、なかなか「社会人になる」という実感を持ちづらいと言えます。

インターンシップに参加しているうちに、「社会の一員として働く」という意識が高まっていきます。

 

インターンシップを成功に導くための秘策

「インターンシップを実施しても、採用に結び付くような成果が得られない」と嘆く企業の声も少なくありません。続いては、インターンシップを成功させるために注意すべき点を紹介します。

 

1.単なる就労体験で終わらせない

インターンシップの一般的な形は「職場実習」となりますが、単なる就労体験で終わらせてしまうと、他社との差別化を図れなくなってしまいます。学生に何らかの印象を与えるには、ただ現場で働いてもらうだけではなく、何らかの「気付き」をもたらす“しかけ”が必要になります。社員と交流できる場を多く設けるといったように、学生自身が考えられる場を提供していくことが大切です。

 

2.就活サポートの意識を持つ

企業側の都合ばかりを優先させると、学生に不信感を与え、逆効果になりかねません。学生がインターンシップに期待していることを理解し、「就職活動をサポートする」という意識でプログラムを作成しなければなりません。

 

3.社員と対等な「働く仲間」として扱う

インターンシップに参加する学生は「お客さん」ではありません。学生扱いをするのではなく、短期間であっても「働く仲間」として扱わなければ、社会人経験としての意味が薄れます。

 

4.実際の業務を体験させる

インターンシップに慣れていない企業は、

「職場見学」や「説明会もどき」の就労体験になってしまい、

雑用やアシスト的な役割だけを任せてしまいがちです。

インターンシップに参加した学生を「未来の社員候補」として見るのであれば、

できる限り実際の業務を体験させていく必要があります。

 

5.現場の社員のリアルな姿を見せる

インターンシップの学生が本当に知りたいのは、

「その企業で自分が働いたときのイメージ」ではないでしょうか? 会社のお偉方がどんなに言葉を尽くして説明しても、

リアルな社員の姿にはかないません。

インターンシップを通じて、本当の会社の姿を体感できるようなプログラムにしていくことが求められます。

 

インターンシップの事例紹介

最後に、インターンシップの具体的な事例をいくつか紹介しておきます。
※ミラサポ「新卒者 就職応援プロジェクト 成功事例集」より抜粋

 

事例1

業種:学術研究・専門・技術サービス業

業務内容:建築設計

実習内容:CADの操作、図面の作成、Photoshopの操作といった建築設計に関する業務

<参加者の声>
実習を通して「実際に働く意欲」を見せられることに本事業の魅力を感じました。

CAD のスキルや建築の知識を伸ばすことができた一方で、

ビジネスマナーや周囲とのコミュニケーションがまだまだ足りないと実感しました。

<企業の声>
人となり・スキルなど、入社前に人材の見極めができた意義は大きいと思います。

応募書類や面接だけでは分からない部分を知ることができ、

将来的なミスマッチを防げるという点が評価できました。

 

事例2

業種:情報通信業

業務内容:システム設計

実習内容:プログラミング言語Javaの習得実習

<参加者の声>
技術的なところだけでなく、ビジネスマナーも身に付けることができました。

この経験を生かして社会人として活躍していく所存です。

<企業の声>
当初は指導すべき点も多くありましたが、

本人の努力により成長していく様子が見られました。

社内の雰囲気が明るくなり、周囲もリフレッシュされて、

よい刺激となりました。

 

事例3

業種:卸売・小売業

業務内容:衣料品の企画・卸小売

実習内容:インターネットショッピングの運営に関する業務

<参加者の声>
実習を通して、趣味ではなく仕事としてお金をもらい、

責任を持つことを実体験で学ぶことができました。

自分の行動や作業が人のためになること、人のためになるにはどう行動すればよいか、

ということを考えられるようになりました。

<企業の声>
不器用ながらも真面目で向上心の高い姿を目にすることで、

「若い力を存分に発揮できる環境を整備するのが会社の役割である」と、

あらためて実感することができました。

 

まとめ:インターンシップを採用活動に活かすために

インターンシップには期間の長短に加えて、

セミナー型、体験型、ワークショップ型など、さまざまな形があります。

自社の都合だけでなく、参加者(学生)の目的に合わせたプログラムの設計が求められます。

「他社もやっているから」という漠然とした動機では、

何も得るものがないまま終わりかねません。

また、インターンシップを直接的な採用活動と見なして、

参加者に強いアプローチをかけることは逆効果となります。

インターンシップを「学生と企業の出会いの場」と捉え、

「自社の魅力」と「現場の姿」を理解してもらえるように企画していくことが大切です。

 

参考:

インターンシップ|BizHint

インターンシップ開催前に検討すべきメリットとデメリット|ProCommit

【企業がインターンシップを行う目的を徹底解説】参加する際の注意点3つもご紹介!|就活の未来

インターンシップを採用成果につなげるのに必要な3つの心がけ|あ総研

インターンシップに関わる現場社員に準備してもらうべきこと|新卒採用成功ナビ

新卒者 就職応援プロジェクト 成功事例集|ミラサポ

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