「逆求人」とは?売り手市場から生まれた就活が新卒採用を変える

2019/02/19
逆求人

就職情報大手のディスコの調査によれば、就活生が志望企業にエントリーする数は年々減少しているようです。2017年卒は平均47社、2018年卒は42社、2019年卒は32社と顕著にエントリー数が減っています。その原因は、新卒採用が売り手市場であり、就活生がエントリーする会社を絞り込んでいるからと考えられます。

このような売り手市場の新卒採用状況を反映し、いま逆求人型の就活サイトが注目を集めています。知名度で劣る中小企業やベンチャー企業が人材を確保するためには有効な手法といわれています。今回は、新たな採用形態となる「逆求人」について紹介します。

逆求人とは何か?

逆求人は、企業側が就活サイトに採用情報を出すのではなく、学生側が逆求人型の就活サイトに自己アピールや興味・関心を掲載し、それに対して企業側が欲しい人材にアプローチするスタイルです。いわばスカウト方式で、今までになかった採用方法です。

逆求人は、知名度の低い中小企業やスタートアップのベンチャー企業などに適した採用方法で、有名な大企業にこだわらず、選択肢を広くとる学生とのマッチングに一定の効果があるといわれています。

逆求人型の就活サイトは、写真ひとつとっても、今までの就職活動とは違います。写真は自己アピールのひとつであり、InstagramなどのSNSを意識した写真が多く見られます。例えば、企業の採用担当者に明るい印象を持ってもらえるように、就活スーツの写真ではなく、バーベキューを楽しんでいる写真を選ぶ人もいます。大学でスポーツに力を入れていた人はユニフォーム姿の写真、語学力をアピールしたい人は英語でスピーチしている動画を掲載します。自分自身の興味・関心、能力、趣味など、すべてが自己アピールになります。

逆求人のメリット・デメリット

では、逆求人には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

メリットとしては、「自社のことを知らない人材に企業が直接アプローチできる」が挙げられます。これまでは、企業説明会に参加した学生など、企業に対して何らかの興味を示した学生にしか企業側からアプローチすることはできませんでした。しかし、逆求人なら、企業側から見て「自社に合いそうな人材」や「地方在住で説明会に参加できない学生」などに直接コンタクトを取ることができます。しかも、自分を売り込む意識のある学生なので、マッチングの効率も良いといえます。

デメリットとしては、応募してきた人材から欲しい人材を選ぶのではないため、「欲しい人材のペルソナを明確にし、自社をアピールするコストを要すること」です。

逆求人では、企業は「選ぶ側」から「選ばれる側」になるともいえます。多くの企業から声のかかる優秀な人材に自社を選んでもらう必要があります。学生から見て、「自社がいかに魅力的か」を今まで以上にアピールしなければなりません。しかも、自社に必要な人材にアピールが届かなければならないので、欲しい人材のペルソナ作りを綿密に行っておくことが大切になります。

まとめ:逆求人は新卒採用の新しいカタチ

マーケットの状況変化やテクノロジーの発達によって、企業の採用形態は大きく変化しています。「会社の知名度がないから」と言い訳できない採用状況になってきました。新しい採用方法として注目を集める「逆求人」を使って、自社に最適な人材に効率よくアプローチしてみてはいかがでしょうか。

 

参考:

逆求人|BizHint

逆求人|日本の人事部

SNS世代の「映える」就活、逆求人サービスが人気|日本経済新聞

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採用

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