従業員エンゲージメントが高ければ生産性は向上する!居心地のよい職場環境とは?

2019/03/27
職場環境

ある調査結果によると、約90%以上の会社が従業員エンゲージメントに関する調査を行っており、

従業員のエンゲージメントの高さがビジネスの目標達成に重要であると考えているそうです。

従業員のエンゲージメントが高ければ、それだけパフォーマンスが高く、

離職率も低くなるのは当然のことと言えるでしょう。

今回は、従業員エンゲージメントの重要性とその高め方について紹介します。

従業員エンゲージメントとは何か

エンゲージメント(engagement)は、「約束」や「契約」と訳され、

企業と従業員のつながりの強さを表しています。

このエンゲージメントを数値化して可視化することで、

従業員が会社に対して「どれだけコミットしているか」を測ることができます。

従業員の満足度を計測する方法としては、eNPS(Employee Net Promoter Score)が有名です。

この調査方法は、世界的なIT企業のAppleが実店舗で働く従業員のマネジメントのために活用し、普及し始めました。

「現在の職場で働くことを、親しい人間にどの程度すすめますか?」

といった質問を実施し、従業員の職場に対する満足度を調査します。

一般的に、従業員の職場に対する満足度が高く、

従業員エンゲージメントが高ければ高いほど、

企業の生産性やパフォーマンスは上がるといわれています。

職場の人間関係が良好で、精神的にも安定するので、

離職率が低くなるそうです。

従業員エンゲージメントが高いメリット

職場でのパフォーマンスが高い

精神的に安定している

離職率が低い

従業員の満足度が高ければ、仕事のパフォーマンスが上がり、

顧客の満足度も向上します。

顧客の満足度が上がれば、当然ながら売り上げも上がります。

会社の売り上げが増え、利益を従業員に還元できれば、

さらに従業員の満足度は高まります。

従業員エンゲージメントが高くなれば、このような好循環を作り出すことができます。

日本の従業員エンゲージメントは世界最低レベル

ビジネスのパフォーマンスを上げるうえで重要視されている従業員エンゲージメントですが、

日本企業の従業員エンゲージメントは世界最低レベルといわれています。

アメリカの調査会社のデータによると、従業員エンゲージメントの高い社員の割合は、

アメリカが32%であるのに対して、日本企業はわずか6%という結果が出ています。

さらに、日本企業で「やる気のない社員」は全体の70%以上にものぼるそうです。

では、日本企業の従業員エンゲージメントが極端に低い理由は何でしょうか? 

その原因としては、以下のようなものが考えられます。

1.モチベーションが上がりにくい職場環境

いまだに多くの日本企業では、「決められた時間は職場にいなければならない」という慣習があります。

短時間で成果を出し、仕事が早く終わっても、早く帰れない雰囲気があります。

このような職場環境では、単位時間当たりのパフォーマンスを高くする、早く仕事を終わらせて帰宅する、などのモチベーションが働きません。

結果、決められた時間までダラダラと仕事をしがちです。

仕事に対するやりがいや情熱は生まれにくい職場環境と言えます。

2.オーバー・コンプライアンス

企業のコンプライアンス意識が高まるにつれ、

従業員への縛りがきつ過ぎる場合があります。

挑戦的なプロジェクトやリスクを排除する方向に会社が進むので、

仕事の面白みやだいご味がなくなります。

3.複雑な組織や人間関係のストレス

日本企業は部署や役職が必要以上に多く、仕事上の不必要なコミュニケーションがストレスになります。

部署や役職が多ければ人間関係も複雑になるので、なおさらです。

4.プロ意識が低い

日本企業は、「専門的な能力」よりも「汎用的な業務能力」を従業員に求める傾向があります。

誰にでもできる仕事は、自分の仕事に対する評価を低め、

自分の能力を高めようという意欲もそがれます。

離職率は3パーセント、有名アパレル企業の対策とは

日本企業は、低い従業員エンゲージメントに対して、どのような対策を行えばよいのでしょうか。

有名アパレル企業のBEAMS(ビームス)では、約2,000人の従業員がいるにもかかわらず離職率3%という驚異的な数字を記録しています。

その結果、勤続30年の表彰もよくあるそうです。

従業員エンゲージメントを高めるポイントは、

「職場をいかにして居心地のよい、働きやすい環境にするか」にありそうです。

共有スペースを多くとる

BEAMSでは、オフィスの約30%を共有スペースとしています。

インテリアにもこだわり、居心地の良い空間に仕上げています。

無味乾燥な会議室ではなく、自由な空気感があふれる空間での会議なら、上司・部下の堅苦しい関係も緩和され、円滑なコミュニケーションを行いやすくなります。

お弁当を一緒に食べ、雑談を交えながら、フランクな人間関係を築くことができます。

一日一アイデア

一日一善のノリで、各従業員が一日一アイデアを出します。

とにかくアウトプットを重視し、意見の言いやすい雰囲気を作ります。

自由な空間でランダムにアイデアを出していくことで、「思いつきで言ったアイデア」が意外なところで事業につながることもあるそうです。

A3用紙1枚にまとめる

基本的に紙の資料をすべて廃止しています。事前に情報を共有しておけば、ミーティングの際に資料を印刷する必要はありません。

どうしても必要なときは、A3用紙1枚だけにまとめます。

「上司のため」に会議やプレゼン資料を入念に作ることで、

従業員が時間とエネルギーを浪費するのを防げます。

日本企業は、業務内容や人間関係が細く複雑になりがちで、すべてを完璧にこなそうとすると、あらゆるものがストレスになります。

そこで、日常業務における無駄をできるだけ排除、効率化し、職場に生まれる「余裕」や「遊び」を大切にします。

このようにリラックスした雰囲気をつくることで、従業員が働きやすく、居心地の良い職場環境を実現することができます。

まとめ:

従業員のエンゲージメントが高く、職場の満足度が高ければ、

企業が提供するサービスのクオリティーも必然的に上がります。

質の高いサービスを提供できれば、顧客の満足度も上がり、

会社の利益につながります。

この機会に職場環境を見直し、自社の従業員エンゲージメントを高めてみてはいかがでしょうか。

 

参考:

全ての従業員エンゲージメント調査で尋ねるべき9つの質問|日本エス・エイチ・エル

従業員エンゲージメントとは?向上のための事例を紹介|Emotion Tech

従業員エンゲージメントの定義とは?業績アップへの影響や論文データをご紹介|SAIYO

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